経営者を納得させる会計人はマインドセットをしています|現場で学んだ3つの思考習慣
2026/07/19
皆さん、こんにちは。
大澤総合会計事務所の監査担当スタッフです。
税理士事務所で働いていると、「この人の話は経営者に響くな」と感じる先輩と、そうでない人の違いが気になることはありませんか?
私も入所したばかりの頃は、同じ内容を伝えているはずなのに、なぜか自分の説明だと社長の表情が曇る…そんな経験を何度もしました。
今回は、現場で気づいた「経営者を納得させる会計人の思考習慣」を3つ、お伝えします。
## 経営者は「正しい答え」より「自分ごと」を求めている
最初に身についたのは、「正解を伝える」から「相手の立場で考える」への切り替えでした。
たとえば、節税対策の提案。税法的に正しいスキームを並べても、社長の目が泳いでいることがあります。それは、社長が知りたいのは「うちの会社にとって、どういう意味があるのか」だからです。
ある先輩は、必ず「御社の場合は」「〇〇社長のお考えでいくと」という言葉から説明を始めます。同じ内容でも、主語を相手に変えるだけで、ぐっと話が入っていく。
これは試験勉強では学べないことでした。正しさよりも「届くかどうか」。この視点を持つだけで、経営者との会話が変わります。
## 数字の「裏側」を想像する習慣
会計データを見るとき、どうしても「処理」に意識が向きがちです。でも、数字の裏には必ず経営判断や現場の苦労があります。
売上が下がった月があれば、そこには何があったのか。人件費が増えていれば、誰を採用したのか。その想像ができると、社長との会話の質が変わります。
「この月、何かありましたか?」と聞けるようになってから、社長から「実はな…」と本音を話してもらえる場面が増えました。
数字を「ただの集計」ではなく「経営者の意思決定の軌跡」として見る。この習慣は、会計人としての幅を広げてくれると実感しています。正直なところ、これができるようになるまで2年はかかりました。
## 「わからない」と言える勇気を持つ
最後は少し意外かもしれませんが、「知ったかぶりをしない」という姿勢です。
経営者は、税理士に完璧を求めているわけではありません。むしろ、曖昧な回答をされることを嫌います。
「その点は確認させてください」「正直、判断が難しいところです」と言える人のほうが、長く信頼される。これは事務所で何人もの税理士を見てきて、強く感じることです。
私自身も、背伸びして答えようとして失敗したことがあります。そのときの社長の「ほんまに大丈夫?」という顔は、今でも忘れられません。
わからないことは調べて、次回きちんと答える。その誠実さこそが、専門家としての信頼につながると思っています。
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会計の仕事は、知識だけでは完結しません。経営者との信頼関係のなかで、初めて専門性が活きてきます。
今日お伝えした3つの思考習慣は、特別なスキルではなく、日々の意識の積み重ねです。どれか一つでも「やってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。
大澤総合会計事務所にはたくさんの学びがあります。
ご興味があれば、ぜひ一度お問い合わせください。
一緒に働ける機会があればうれしいです。
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